ギシギシの用い方と効果|皮膚病などの抗菌作用や胃腸病などの緩下に

ギシギシとはタデ科の多年草で、日本全国に自生する野草の一つです。ギシギシの名前の由来は、ゴシギシの花穂を手で扱くように取ったり、実を付けた花穂を振るとギシギシと音がなることから呼称されたとされています。

ギシギシの特徴と採取

ギシギシは日本全国の荒れ地や道端、河川の土手、あるいは湿った原野などに繁殖し自生します。

ギシギシの草丈は60cm~1m程度まで成長します。葉や茎は緑色で大きく生長します。ギシギシの形状はスイバとよく似ていますが、緑色の花穂を多く付ける点でスイバとは少し異なります。

また、ギシギシは初夏の時期には、淡緑色の小さな花を総状に付けます。スイバと同じく、生の状態ではシュウ酸を多く含みますので、生食は避けましょう。

ギシギシを薬用として用いる場合は、主に根と果実を採取して使用します。根を採取する時期は、11月~翌4月頃までが良いとされていますが、随時使用可能です。

果実やはを食用する場合は、春先の若芽を摘んで、熱湯で茹でてアク抜きをして用います。果実も同様の方法で食用可能です。

ギシギシの使用法

ゴシギシを薬用として用いる場合は、乾燥させたものを煎じて飲用する方法と、生の根などを酢やごま油と練り合わせて塗布するなどの方法があります。

煎じ法(一)

  • 乾燥させた根10gをコップ2杯の水で半量に煎じて服用します
  • 効果:緩下作用、便秘

煎じ法(二)

  • 乾燥した根5g~10gをコップ3杯の水で煎じます
  • 一日3回にわけ服用します
  • 効果:胃痙攣

湿布法

  • 果実20gを煎じます
  • 煎じた汁で患部を冷湿布として使用します
  • 効果:皮膚病一般(湿疹、かぶれ など)

塗布法(一)

  • 生の根を摩り下ろし、酢か焼酎を混ぜて練り合わせます
  • 患部に塗ります
  • 効果:皮膚病一般(水虫、たむし、かいせん、しらくも、かゆみ、ただれ など)

塗布法(二)

  • 根を砕き、ごま油と混ぜ合わせます
  • 耳の中に塗ります
  • 効果:耳痛

ギシギシの食べ方

ギシギシを食用する場合は、若芽の葉を摘み、熱湯で茹でてから水に晒すことで、アク抜きをしてから調理します。生の食用はシュウ酸を含みますのでお勧めできません。ジュンサイのようなヌメリがあるため、食用野草として人気があります。

ギシギシの料理の応用は、下記のようなものがあります。

  • 酢味噌和え
  • おひたし
  • 味噌汁や吸い物の具
  • 煮物
  • 油炒め
  • 浅漬け など

ギシギシの薬用効果効能

  • 緩下、便秘
  • 胃痙攣
  • 皮膚病(湿疹、かぶれ、かゆみ、水虫、たむし、かいせん)
  • 耳痛
  • 胆汁の分泌促進
  • 止血作用
  • 抗菌作用
  • 滋養強壮、陰萎

食用ギシギシのまとめ

項目ギシギシ
分類タデ科スイバ属
学名Rumex japonicus
生薬名羊蹄
場所日本全国の湿った原野
河川の土手、道端、荒れ地
採取時期根:随時
茎葉:春~夏
大きさ草丈:60cm~1m
薬用部位根、種子、若芽
調製法天日乾燥
生食はアク抜きが必要

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする