私は兼業農家の息子として生まれました。父親も兼業農家でしたが、本業をリタイアした後は、隠居生活をかねて兼業農家から専業農家に転身しました。とは言っても、耕地面積を拡大しているわけではないため、兼業農家の時と同じく小作人の域は出ずに、家庭菜園の延長と健康のために農業を続けています。
そんな父親も年齢は80歳を超えたこともあり、かなり体力的には厳しそうです。それでも長く続けてきた農業のため、勘に頼って細々と続けています。そんな父親の背中を見ていると、いつかは自分も手伝わなきゃいけないのかなと思い始めています。
私は、物心付いた時から、自宅内には少し広めの家庭菜園用の畑がある環境で育ちました。家庭菜園用の畑には四季折々の野菜を植えて、母親と野菜を収穫するのが楽しみでした。そして、自宅内には畑だけではなく、鶏小屋があり最も多い時は20羽くらいの鶏や矮鶏(チャボ)を飼っている家庭でした。畑に植えている野菜に付いた虫を取ってきて、鶏や矮鶏に餌としてあげたり、産み立ての卵を取るのが楽しみでした。
そんな自然豊かな環境で育った私は、無意識のうちに農業の血が脈々と流れていたのかもしれません。現在は父親の身体が以前ほどまでは動かなくなるにつれて、自然豊かな場所で野菜や果物を作り、家畜を飼い、自然の中で自然を学べるような環境で生活したいという気持ちが強くなり始めています。今後はいずれ、兼業農業をするのかもしれません。その時が来た時の準備として、農業や農機具についての情報を収集し、それらの情報をシェア出来ればと思い、このサイトを立ち上げました。
申し遅れました、私は2児の腕白息子と妻を1人だけ持つ、兼業農家の家に生まれた息子(オッサン)です。現在は、本業とも副業とも言えないような立場で農業とはかけ離れた別の仕事をしていますが、いずれ何らかの形で農業に携わってみたいと思っています。専業農家として生計を立てるほどの耕地面積はありませんので、あくまで先祖代々続く、小作人という立場で・・・。
生まれてから30数年間、日本で生活した後、数年間は海外で生活していました。海外で生活することは魅力的ですが、その一方で、現地での生活に慣れてくると、海外で生活していても日本で生活していても何ら変わらないという感覚になり始めます。そして、日本での生活以上にメリットもありますが、その反面、ストレスが溜まることも多くありデメリットもあります。
海外生活でも居住する都市を変えて別の場所に引っ越しをすれば、それなりに新鮮に感じるのかもしれません。そう考えると、日本で別の場所に引っ越しをしても、海外で別の場所へ引っ越しをしても、何ら変らないという気持ちも芽生えました。むしろ、日本で生活した方が、精神的にはストレスもなく、安定した生活ができるのではと考えるようにもなりました。
人里離れた過疎化の進んだ農村で、犬や猫などの動物たちと共生をしながら、庭先で家畜を飼い、畑で野菜を作り、山から間伐材を切り出し、川から水を引き、大自然の中で、のびのびと子供の成長を見守る、そんな生活を夢見ています。