葉緑素と健康の関係と、葉緑素を摂取して健康に良い影響を与える効果と、葉緑素を豊富に含む食物について簡単にご紹介します。
葉緑素とは? その主な効果とは?
葉緑素とは、植物の中に含まれる緑色の色素のことです。太陽の光を植物の成長に必要な生体エネルギーに換えて光合成の働きをしています。クロロフィルとも呼ばれています。
葉緑素の主な効果は、化膿した傷口を乾燥させる作用や悪臭を消す働きがあります。そのため、脱臭剤などとして利用されています。
皮膚に快適な刺激を与え、その若返りに機能する他、皮脂腺の異常分泌による体臭除去、口臭の予防にも効果があります。そのため、ガムやメントス、歯磨き粉などにも活用されています。
葉緑素が豊富な野菜は?
- ほうれん草
- 小松菜
- ニラ
- 春菊
- 焼き海苔
- パセリ
- 大葉(青しそ)
- ブロッコリー
- わかめ
- ピーマン
葉緑素を多く含んでいる食物は、上記の通り、緑黄色野菜や海藻類になります。その中でも、ほうれん草や小松菜は、他の食物と比較しても圧倒的に多く含みます。
ちなみに、100gあたりの葉緑素の含有量は、ニラ(40mg)に対して、ほうれん草(77mg)、小松菜(71mg)です。いかに、ほうれん草と小松菜には葉緑素が多く含まれているかということが分かるかと思います。
葉緑素の効果と薬理作用とは?
葉緑素が人体に効果がある主な薬理作用を、以下に挙げておきます。
- 傷口の早期乾燥治療
- 病原菌の活動を弱める
- アレルギー反応を抑制する
- 体の新陳代謝を促進して細胞を活性化する
- 消化器系の疾患(胃潰瘍、胃酸過多、慢性胃炎、胃下垂、胃アトニーなど)に効果あり
以上のように、葉緑素は多くの疾患に対して薬理効果があるだけではなく、血液の汚れ(酸毒化)と体細胞を活性化による体質改善にも効果があるため、幅広く活用していきたい健康食品です。
最も効果のある体質改善の方法は、玄米野菜中心の食生活ですが、個人的嗜好や諸事情によって、そのような食生活が日常的に守れない方や早急に血液を浄化する必要がある方は、積極的に自然から抽出した葉緑素を補うことをおススメします。