農業や軽作業をする時に軽トラックを使用する場合、軽トラックには標準装備していないオプション付属品があります。
軽トラックを運転するだけであれば、何ら必ずしも必要なモノではないのですが、軽トラックを荷物の運搬などに使用する場合は、あると便利な道具やパーツはいくつかあります。あるいは、様々な作業の道具として軽トラックを考えた場合、その道具を大切に使用すれば耐用期間を長くすることができます。
例えば、毎日、軽トラックの荷台に道具やダンボール箱あるいは作業箱などを積み降ろしする場合などは、元々、鉄板でできている荷台は傷付きやすく、塗装が剥げたりしてしまいます。そうなると、雨風にあたり錆び易くなってしまいます。このような荷台の消耗を少しでも軽減するような軽トラック専用のオプションパーツを簡単にご紹介します。
軽トラ荷台ゴムマット
軽トラックの荷台に荷物や道具を積み降ろしする場合が多い場合は、必須アイテムになります。文字通り、荷台をキズから保護するためのゴム製のマットシートです。荷台マットの効果は、荷台をキズから守るだけではなく、荷台に乗せた荷物などの振動から起こる雑音を防ぐ防音効果も期待できます。
荷台マットのゴム表面は、凹凸のある形状のマットと凹凸がないフラット面のシートがあります。どちらも、荷物の滑り止め効果はありますが、特にダンボールなどの滑りやすい荷物を扱う場合は、凹凸のある荷台ゴムマットを使用したほうがよいでしょう。ちなみに、凹凸シートの場合は、凸部分が5.5mm厚で凹部分が3.5mm厚のものが一般的です。
軽トラックの荷台の大きさは各社で異なるわけではなく、ほぼ同じ大きさになりますので、市販されている荷台マットも、「1400mm×2010mm」が標準規格となっています。一般的な利用では、ゴムの厚さは5mmを使用するのがよいでしょう。ゴムの厚さは3mmのものもありますが、荷物を載せる頻度が高い場合は、5mm厚のシートを使用したほうがよいでしょう。
軽トラックシート
荷台に積んだ荷物を風雨から保護することを目的とした、荷台全体に覆い被せるためのシートです。軽トラック用のシートの場合は、軽トラックの標準サイズに合わせて、概ね1.7M×2.1M~1.8M×2.2Mとなっています。
シート素材は雨に強いPVC素材のものが多く、防水コーティングがされているものとされていないものがあります。防水コーティングがされている素材の商品は、価格が若干高めになりますが、耐久性を考えると防水コーティングシートを購入しておいたほうが無難でしょう。
また、シートの縁にはゴムバンドを付けるための穴が加工されています。ゴムバンドは荷台シートに付属する場合としない場合があります。付属のゴムバンドは、伸縮性の面で伸びやすいゴムと伸縮性が足りないゴムがありますので、購入前に確認しておくとよいでしょう。
荷台シートの色は多くの場合はグリーン系とシルバー系になり、この二択になります。ただし、最近では、その他のカラーバリエーションも増えており、青色や赤色だけではなく、迷彩柄の商品も販売されています。
軽トラック汎用ゲートプロテクター(あおりガード)
汎用ゲートプロテクターとは、あおりガードとも呼ばれ、荷台ゲートのトップ部分をキズなどから保護するためのパーツになります。荷物を積み降ろしなどをする時には、何かと荷台ゲートのトップ部分が傷付き易く、一旦傷が付き塗装が剥げてしまうと、風雨に晒され錆始めてしまいます。そのようなことにならないように、荷物の積み降ろしが多い場合は汎用ゲートプロテクターを装備しておきましょう。
基本的には、サイド部分に2本とリア部分に1本の3本セットでの装備になります。それに加えて、鳥居部分(キャビン後ろの長尺物を立てかける部分)の4本セットのものもあります。素材は高強度の強化ゴムでゴムの厚さは5mm程度のものが多いため、粗雑な扱いをしない限り、耐久性は十分あります。
軽トラック用荷台伸縮フレーム
荷台伸縮フレームとは、荷台にシートを被せた時に、左右上下にシートを傾斜させることで、降雨の際にシート上の水たまりを防止するポールになります。
伸縮式ポールのサイズは、概ね標準的な軽トラックのサイズに合わせているため、どのメーカーの軽トラックにも使用できるように汎用性があります。具体的には、最少1.2M~最大2.0M程度に伸縮できるようになっていますので、安心して使用できます。
材質はスチール製のものが多く、錆などの心配もありません。また、スチール製のため耐久性にも優れており、粗雑な使用をしない限り半永久的に使用できるでしょう。
軽トラック用収納箱(ビックボックス)
軽トラック用の収納箱は、軽トラックの荷台の幅に丁度ビッタリ収まるように作られた、小型の道具や工具を収納しておくための大き目のボックスです。
材質は、プラスチック製のものとアルミ製のものが主流です。使用目的によっては、ホームセンターなどで販売されている強化プラスチック製の大きな生理箱でも代用できますが、場合によっては大きさが少し足りないかもしれません。農作業や軽作業目的の場合は、荷台を十分に活用できる軽トラ専用のビッグボックスをおススメします。