味噌作りに興味はありませんか? 日本の食の源となるのは、やはり、「味噌」ですね。昔、私のお爺ちゃんは一日は一杯の味噌汁から始まると言っていた記憶があります。
そこで、今回は味噌作りの際に、とっても便利で効率的に味噌作りの手助けをしてくれる「電動みそすり機 みそいちDX」という味噌擂り専用のミンサーのレビューをします。
味噌作り専用ミンサー「電動みそすり機 みそいちDX」を購入する際に調べてみたこと、みそいちを購入後に使用してみて気が付いたこと、製品の特徴、仕様、機能、そして実際に使用してみた感想をご紹介します。
「自分で食べる味噌は自分で作ろう!」そんな意気込みで味噌作りをしてみることにしました。大豆などの原料を取り寄せて、一から作るのであれば、せめて半年分くらいは作ってしまおうということで、麹作りから始めることにしました。
失敗あり成功ありの七転八倒の初めての麹作りの様子は、下記を参考にしてください。
麹作りに成功した後の味噌作りの様子は、下記を参照にしてください。
味噌作りは大豆と麹と塩だけでOK! 無添加味噌の仕込み方を画像で解説
この記事では、味噌作り専用ミンサー「みそいち」に関する下記のことを中心にご紹介します。
- みそいちの特徴と仕様
- みそいちの構造と機能
- みそいちの使用後のレビュー
- みそいち購入者の口コミ
- みそいちを購入検討している方へ
みそいちの特徴と仕様
みそいちの特徴
- 30分間で約15kgの自家製味噌が作れる
- 部品の取り外し可能なため掃除が簡単です
- ステンレス&アルミ製のため錆びの心配無用
- 電動モーターで使用するため作業は女性でもラクラク
- 小型機器のため保管場所にも困りません
上記の通り、みそいちは味噌を造るために作られたミンサーになります。味噌作りで最も骨が折れるのが、大豆を潰す作業です。1kg程度の比較的少ない量の大豆を潰す場合は、すり鉢とスリコキでゴリゴリ潰したり、耐圧性のあるビニール袋などに大豆を入れビール瓶を転がして潰すこともできます。
ところが、数kgの大豆を満遍なく潰すとなるとかなりの力仕事になります。みそいちミンサーを使えば、たったの30分間で約15kgもの大豆(&麹+塩)を一気に練り上げられます。しかも、手動ミンサーとは異なり、みそいちは電動ミンサーですので一人で味噌作りの作業をすることもできます。みそいちで味噌作りをする場合は、味噌の原料となる大豆・麹・塩をお玉を使ってホッパーに入れるだけです。
みそいちを使えば、味噌擂りに大きな力を加えることもないため、女性でも簡単に作業ができ、体力に自信のない高齢者でも簡単に味噌を磨り潰すことができます。子供と一緒に健康生活と食育を語りながら、自家製味噌作りも楽しいですよ。
みそいちの仕様
- 電源: 100V 50 / 60 Hz 共用
- 定格消費電力: 300 W / 350 W
- 機体寸法: 幅380mm × 長さ200mm × 高さ200mm
- 重量: 約11kg
- 定格時間:30分
- 製造国:日本
みそいちの構造と機能
みそいちの構造
みそいちは手動ミンサーとは異なり、電動モーター式となっています。味噌位置の構造に関して、イメージとしては石臼で大豆を磨り潰す作用を電動で動かしていることになります。
下の画像のように螺旋階段のようになっている部分が電動モーターによりグルグルと回り、上から流れ落ちてきた大豆が下の部分に到達すると、丸穴切刃に大豆が捻じ込まれて潰れる仕組みになっています。つまり、基本的には石臼(ひき臼)と同じ構造です。
みそいちの機能
一般的には、味噌作りの工程は、下記の通りとなります。
- 蒸した(茹でた)大豆を磨り潰す
- 麹と塩を混ぜ合わせる
- 磨り潰した大豆と麹&塩を混ぜ合わせる
- 発酵工程へ
味噌作り専用ミンサー「みそいち」を使用した場合は、下記の通りです。
- 麹と塩を混ぜ合わせる
- 蒸した(茹でた)大豆と麹&塩を混ぜ合わせる
- みそいちで磨り潰す
- 発酵工程へ
上記の通り、少しだけ大豆を磨り潰すプロセスが異なります。つまり、みそいちを使用した場合は味噌の原料となる大豆、麹、塩を混ぜ合わせておいて、その全てを一気に磨り潰していくことになります。味噌作りが少しだけ簡単になりますね。
このように、みそいちは味噌の全ての原料を同時に磨り潰すことを目的に設計されています。自家製の味噌作りの際には、力仕事が必要だと思われがちですが、みそいちを使用すれば、お玉やひしゃくのようなものでホッパーに原料を放り込むだけで済みます。ただし、ホッパーにあまりたくさん放り込むと大豆や麹などが飛び散ったり、上手に磨り潰せない原因になります。
使い終わった後の掃除ですが、原料を投入するホッパーから下の部分が、全て簡単に分解できるようになっています。基本的には、ステンレスとアルミの材質で設計されているため、錆びやすくはないですが、味噌作りの際には塩を使っていることと、粘度のある大豆を使用するため、使用後は水洗いで掃除が必須です。ところが、分解するのも工具は必要なく簡単に取り外すことができますので、使用後の掃除も簡単に出来るようになっています。
みそいち使用後のレビュー
私が初めてみそいちを購入して使用した時には、出来上がり容量で7kgくらいの味噌作りに使用しました。この時の味噌作りの原料を磨り潰しに要した時間はたったの10分間だけでした。もっと味噌擂りしたいくらい物足りないくらい簡単に作業が終わってしまいました。
擦り出された大豆などの味噌の原料がジョウゴの下に発酵するための容器を置いておけば、電源を入れて、あとはホッパーに大豆&麹&塩を投入していくだけですので、一人で全ての作業が簡単にできました。
みそいちを使用して味噌すりをする時の注意点が二つほどあります。一つは繰り返しになりますが、ホッパーに大量に投入しないこと。もう一つは、大豆を冷ましてから水気がない状態で麴&塩と混ぜ合わせることです。当然ですが、麴はある程度乾燥した状態で混ぜ合わせます。
と言うのも、あまり原料に水気が多いと、スクリューに大豆などの原料が上手に吸い込まれないで、ベチャベチャになってしまいます。こうなると、余分に時間が掛かってしまい、定格時間の30分を大きく超えてしまいますので注意しましょう。
みそいちを稼動している時の音と振動に関して、電動モーターで稼動するため、それなりの音を覚悟していましたが、想定していた音ほど大きな音ではありませんでした。モーター稼動時の音のイメージとしては、言葉で表現するのは難しいですが、電動髭剃りの数倍の音くらいでしょうか。振動に関しては、テーブルの上で作業した感じでは特に気になることはありませんでした。
この経験から言えることは、普通のマンションで使用するのであれば全く問題はないと思います。ただし、壁も床も薄いアパートで使用する場合は、多少は隣の部屋や下の部屋の人に配慮したほうが良いかもしれないというくらいの音と振動量です。もちろん、一戸建ての方であれば全く問題ないでしょうね。
みそいちを一度使用した感想ですが、もっとたくさん味噌作りをしてみたくなりました。大豆と麹の配合の分量を変えたり、塩の量を変えて甘口味噌や辛口味噌を作ったり、麹の種類を米麹や麦麹に変えて異なる材料で味噌作りをしてみたくなりました。
家族揃って味噌作り、子供と一緒に味噌作り、ご近所の方と一緒に味噌作り、サークル仲間と味噌作り…、味噌作り専用電動ミンサー「みそいち」はいろいろなシーンで活躍し、味噌作りを楽しくしてくれる道具だと感じました。
みそいち購入者の口コミと評価
みそいちを購入して使用した方たちの口コミや評価をまとめてみました。
◎ 部品の取り外しが簡単で掃除がしやすいのがGOOD。
◎ 製品は想定外に小さく感じたが、十分なパワーがあった。
◎ 大豆・麹・塩の全てを一緒に磨り潰すだけのため手間が省けて楽チン。
◎ 手動ミンサーと比べると短時間で非常に簡単で手軽にできました。
◎ 早く作業が進むので味噌作りがとても楽しみになりそうです。
◎ 一人味噌作りにはうってつけ製品。一人でもラクラクに味噌作りができる。
◎ 使い方がとても簡単で家族みんなでワイワイ楽しくできました。
◎ 乾燥豆5kg(煮豆約13kg)を15分程度で簡単に磨り潰せました。
◎ 母親の誕生日プレゼントに贈ったら、すごく喜んでくれた。
◎ 今まで苦労して手で潰していたが、もっと早く購入すべきでした。
○ ホッパーに入れ過ぎると詰まる感じがあるがコツを掴めば問題ない。
○ 思ったよりも時間が掛かったが、手動ミンサーよりも断然速く出来た。
△ 最初は慣れないとホッパーから飛び散ったりします。
△ もう少しホッパーが大きいと尚良し(でも入れ過ぎると×)
△ 趣味で使うにはちょっと立派過ぎました。もう少し安価版があると良い。
△ お玉でホッパーに入れるため思ったほどのスピードはありませんが簡単。
△ 大豆の硬さによってスムースに擂れる時とそうでない時がある。
△ 擦り具合がやや荒づりで粒々があり、滑らかという具合ではありません。
× 初めて始動時にベルトの黒いカスが出るのが多少気になった。(その他は◎)
× 大豆の大きさが大き過ぎるとスムーズに擂れない。
みそいちの購入を検討している方へ
最後に、実際に、みそいちで味噌作りをしてる動画をご覧になって、みそいちの特徴や機能を確認してみてください。