ヤフオクでいたずら入札・落札後の対応方法|落札者都合キャンセル削除までの連絡ナビを公開

日本で最大のネットオークションであるヤフオク(ヤフーオークション)を利用して、商品を出品した際に、多くの方から入札があり、商品が落札されました。ところが、その最終落札者は、実は、いたずら入札で悪質な落札者でした。

いたずら入札された時の対応方法と出品者のデメリット

このような時の対応として、考えられる対処方法は下記のようなものです。

  • 取引ナビの取引メッセージを利用して気長に落札者の対応を待つ
  • 落札者を削除して補欠落札者を繰り上げる
  • 落札者を削除して「いたずら入札トラブル申告制度」を利用する

いたずら入札は多くの場合は、入札額が比較的高額になる場合や入札数が多くなり、運が悪いと悪意のある入札者がするものです。その結果、出品者が受けるデメリットとして下記のことが考えられます。

  • 落札システム利用料(落札価格の8.64%または10.0%)の費用負担
  • 出品から落札に掛った手間と時間
  • 落札後の精神的ストレスの負担

上記の内で、私がいたずら入札を受けて最も痛いと思った負担は、落札後の精神的ストレスです。ヤフオクでは出品してから、どれくらいの人がウォッチリストに登録しているかの登録者数(ウォッチリストに追加された数)と出品ページにアクセスされたオークションのアクセス数が、出品者は自分が出品した商品に関して分かるようになっています。

出品商品が注目されると、出品商品ページのアクセス数とウォッチリスト数が多くなっていき、入札者数が増加していくと伴に入札価格が高くなっていきます。そして、高額落札された後、最高額落札者との連絡が取れなくなり、落札者がいたずら入札していたことに気付かされた時には、ガックリと気落ちしてしまいます。

それだけではなく、追い討ちを掛けるように、落札システム料金の費用負担も負わなくてはなりません。そのまま泣き寝入りをするか、いたずら入札に対して、適性な対応を取るかは非常に重要になってきます。

私がヤフオクでいたずら入札を受けた経緯

  1. オークション開始日時:N月19日 11時○×分
  2. オークション終了日時:N月25日 10時○×分
  3. 終了後メッセージ送信:N月25日 13時○×分
  4. 2回目メッセージ送信 :N月26日 17時○×分
  5. 3回目メッセージ送信 :N月27日 09時○×分
  6. 4回目メッセージ送信 :N月28日 08時○×分
  7. 5回目メッセージ送信 :N月28日 10時○×分

ヤフオクのいたずら入札・落札後の連絡ナビの対応を公開

ヤフオクのシステム上、落札者から取引のアクションを始めることになっているため、オークション終了後は落札者の対応を待つことになります。ただし、取引ナビの取引メッセージでLINEのように相対でメッセージのやり取りが出来るようになっているため、私はオークション終了後に落札者に挨拶代わりにメッセージを送ることにしています。最初のメッセージと2回目のメッセージは下記の通りです。

1回目のメッセージ
落札者 様
ご落札頂き、ありがとうございます。
ご入金・決済確認後、発送させて頂きます。
当方個人のため、梱包材は個人の通販リサイクル品を使用致します。
予めご了承くださいませ。宜しくお願い致します。
2回目のメッセージ
落札者 様
落札頂いてから、24時間以上経過しておりますが、取引情報を公開頂いておりません。
つきましては、入札前の注意として「商品落札から72時間以内に御連絡」と記載してある通り、N月28日午前中までに、ご連絡を頂きたく存じます。以上、よろしくお願いします。

上記のように、落札直後であっても落札者とのコミュニケーションを蜜に取っておくことことはスムーズに取引をクロージングするためには必要であるだけではなく、いたずら入札であった場合の対応としても重要な証拠になります。

実は、私は商品を出品する時には下記のように、落札後にスムーズに取引を進めるために、あるいはいたずら入札をされないために、商品説明に「入札前の注意」を記載しています。

  • 個人出品のため、こちらからの連絡が遅く(48時間以内)なる場合がありますので、お急ぎの方はご入札をお控えください。
  • 複数落札&お取り置きの場合でも、最初の商品落札から72時間以内に御連絡1週間以内のお振込みを御願いします。
  • 新規の方や評価が低い方(評価ゼロの方、及びマイナスの方)の入札はお控えください。入札時は削除する場合があります。
  • ノークレーム、ノーリターン、ノーサポート、ノーキャンセルでお願いいたします。

上記の通り、「商品落札から72時間以内に御連絡」するようにと記載してある以上、いたずら入札された場合でも、丸3日間は待つ必要がありますが、このように記載しておくことで、丸3日間、何も連絡がない場合は、購入意思がないと判断することが出来るわけです。つまり、合理的な判断を正当化するために、上記のような入札前の注意事項を敢えて記載しておくということです。

そして、落札者から72時間以内に入金のアクションどころか、連絡すらない場合は、正々堂々と「落札者都合によるキャンセル」が出来るようになります。

3回目のメッセージ
落札者 様
落札頂いてから、いまだ一度も連絡を頂いておりません。
つきましては、入札前の注意として「商品落札から72時間以内に御連絡」と記載してある通り、お約束の期限を過ぎた場合は「落札者都合によるキャンセル」とさせて頂きます。
4回目のメッセージ
落札者 様
落札後に掲示板で毎日連絡をしております。
早急に連絡を頂きたく存じます。
連絡をいただけない場合は、落札者都合で削除いたします。
また、それ相応の対応をとらせていただきます。
5回目のメッセージ
落札者 様
入札前の注意として「商品落札から72時間以内に御連絡」に同意頂いてます。
お約束の期限が過ぎましたので、購入意思がないと判断して、落札者都合によるキャンセルといたします。

まとめ

上記のように、落札者の購入意思を確認するために、落札後に連絡を頂く期限を予め決めておくことで、出品者は落札後の対応が取りやすくなります。上記のケースでは落札後72時間以内のアクションを期限としていますが、落札後の初回連絡までの期限は48時間以内でもよいと思います。

そして、落札者からの連絡対応の期限が迫った場合は、当方(出品者)の対応を炊く札者に明確に通知することで、落札者に購入意思があるのかどうか、出品者である当方の対応が正当で正しい判断だということを連絡ナビ上に記録しておくことが重要です。

最終的には、落札者の連絡対応期限が過ぎた時点で躊躇なく、「落札者都合によるキャンセル」で落札者を削除します。落札者を削除すると同時に、補欠落札候補者を繰り上げをするか、しないかを決定します。その後、必要であれば、いたずら入札申告制度を利用して申告するかを決定します。