カーシェアリングのサービスについて、各社のサービスの特徴と利用料金に関して、ご紹介します。そして、どのカーシェアリングサービスが最も便利でコスパが高いのかを徹底比較します。
自動車は所有の時代からシェアリングの時代へ変わろうとしています。特に、カーシェアリングステーション(貸し出し場所)が多い大都市では、利便性が高まっています。
今後は、利用者の増加が見込まれ、そうなると更に、ステーションの数や利用できる車の台数も増えていくことでしょう。
カーシェアリングサービスの各社概要
運営会社 | ステーション数 | 設置台数 | |
---|---|---|---|
タイムズカープラス | タイムズ24 | 8,000 | 15,000 |
カレコ・カーシェアリング | 三井不動産リアルティ | 1,100 | 1,700 |
オリックスカーシェア | オリックス自動車 | 1,450 | 2,400 |
上記の通り、カーシャアリングのサービスを提供している会社は、パーキング事業、不動産事業、レンタカー事業などで強みを持っている信頼の置ける企業ばかりです。
カーシェアリングを利用する際には最も重要なことが、車を借りる場所(設置ステーション)になります。ステーション数だけに注目すると、タイムズカープラスがパーキング事業を基盤にしているため、圧倒的に多くなっています。
その結果、ステーションに設置されている車の台数も他社を圧倒しているのが分かります。カーシェアリングの利用者の需要は今後も増えることが予想されるため、今後もステーションや設置台数も増え続けることでしょう。
カーシェアリングサービス選択のポイントは3つ
- ステーションまでのアクセスとロケーション
- 初期費用の有無と利用料金
- 利用プランと車種バリエーション
自宅や会社とステーションまでのロケーションはカーシェアリングを利用する上で最も重要な要素になります。基本的には、最も近隣にあるシェアリングサービスの会社を利用するのがよいでしょう。
次に気になるのが、カーシェアリングを利用するために必要な料金の総額です。各社とも、料金体系は時間単位による課金制となっています。利用を始めるには入会が必要な条件になります。
入会時は入会金や登録料はありませんが、初期費用としてカード発行料が必要な業者と必要がない業者があります。ただし、初回入会時に限りキャンペーンの適用で実質無料になることがほとんどです。
利用料金は各社により10分単位と15分単位毎の課金制になります。その他にも、各社毎に魅力的なパック料金の設定(6時間、12時間、24時間、夜間など)があります。また、車種クラスを区分して料金設定しているサービスもあります。車種が選択できるのは目的に応じた利用が出来るため、非常に便利です。
カーシェアリングの各社サービスの利用料金比較
項目 | タイムズカー | カレコ | オリックス |
---|---|---|---|
月会費 | 1,030円 | 980円 | 980円 |
10分 | - | 130円 | - |
15分 | 206円 | - | 200円 +距離 |
6時間 | 4,020円 | 3,800円 | 3,500円 +距離 |
12時間 | 6,690円 +距離 | 5,300円 +距離 | 4,500円 +距離 |
24時間 | 8,230円 +距離 | 6,800円 +距離 | 6,000円 +距離 |
夜間 | 2,060円 2,580円 +距離 | 2,500円 +距離 | 2,500円 +距離 |
距離料金 | 16円/km | 15円/km | 15円/km |
上記はベーシックプラン・ベーシッククラスの最も安い車種での比較になります。
タイムズカープラスとカレコ・カーシェアリングの2社は6時間パックまでのサービスであれば、距離料金が掛かりませんが、オリックスカーシェアは全ての利用で距離料金が掛かる点がサービスと料金についての違いになります。
基本となる時間単位の利用料金はオリックスカーシェアリングが最も安いように見えますが、全ての利用で距離料金が加算されますので、結局同じくらいの利用料金に設定されています。
タイムズカープラスとカレコ・カーシェアリングの比較では、料金だけの比較では、カレコの方が若干リーズナブルな価格設定になっています。
上記の料金設定はキャンペーンの実施や他社の新規参入などにより変更になる可能性がありますので、参考程度にしてください。