勤続2年弱で500万円以上の貯金をした方法とコツとは?

かつて、私は1年9ヶ月間の会社勤務で約550万円を貯金した経験があります。なぜ、1年9ヶ月間と言う短期間で、それ程多くのお金を貯めることが出来たのかを、その当時の状況を紹介しながら、貯金をする方法を解説します。

まずは、一般論として、貯金をするために、必要な条件を整理します。その上で、短期間で、より多くのお金を貯めるコツやヒントを考えてみましょう。

実際には、これからお話しする内容は、誰にでも出来る部分と特定の方にしか当てはまらないことも含まれています。そのことを予め断っておきますので、ご了承ください。

貯金に成功するための大法則

当たり前のこととして、貯金をすることに成功するために、必ず必要なことは、下記の2点です。

  • 収入
  • 支出

つまり、言い換えると、下記のようなことになります。

  • 毎月定額の給料が銀行口座に振り込まれること
  • 振り込まれたお金を出来る限り使わないこと

当たり前過ぎて、騙されたと思われる方もいるかもしれませんが、貯金が出来ない方のほとんどの方は、理解できていないため、上記のことを実行できません。

上記の内、より重要なことは、自分でコントロールできることであり、それは「支出」の方ですね。収入の方は会社を退職したり、無断欠勤などをしない限り、出勤していれば、毎月自動で銀行口座に給料が振り込まれるはずです。

支出を少なくする方法とコツ

サラリーマン(会社員)の場合は、収入を短期間で増やすことはなかなか難しいですね。歩合制の給料体系の場合は例外ですが・・・

そこで、自分でコントロールできる支出に注目しましょう。預貯金を増やすために、最も重要なことは支出を最小限に抑えることです。

それでは、あなたはお金を使いたいという欲求をどのように制限しますか? 何かを買いたい衝動や遊びに使いたい欲望を抑えるのは、年齢が若ければ若いほど難しいでしょう。

そこで、私が考えた方法の一つ目は、銀行口座を2つ用意することです。2つの銀行口座の使い方は、下記の通りです。

  • 銀行口座A : 給料の振込口座
  • 銀行口座B : 預金を管理しておくための口座

つまり、会社から給料が銀行口座Aに振り込まれたら、すぐに銀行口座Bに毎月一定の現金を資金移動していました。そして、預金管理用の銀行口座Bの預金には、その後一切、現金を引き出すことはしませんでした。

このようにすることで、毎月お金が積み上がっていくことを確認できます。そのため、毎月蓄財を目で見て肌で感じることが出来ます。

また、お金を使いたいという欲求は、銀行口座Aの残高を見ることである程度抑えることが出来るようになりました。そして、その銀行残高の範囲内で、お金をやりくりするという習慣が付きました。

以前、家計管理には袋入れ管理が効率的だということを紹介しましたが、基本的には、お金を使用目的別に区分するという意味では、銀行口座を使用目的別に区分することも同じことです。

上記のポイントは、感情をコントロールしてお金を貯めるのではなく、自動的にお金を貯めるための仕組みを作ることです。つまり、自分ルールを作り、そのルールを遵守することが重要。

お金と時間の関係は目標に直結する

貯金をする上で、お金をコントロールすることと同じくらい重要なことは、時間の管理です。具体的に言うと、上記のような仕組みを忠実に運用していけば、いつまでにいくら貯金が出来るかが分かります。

つまり、「いつまでに」という時間軸を決めて、蓄財をすることが重要になってきます。私の場合は、一年間で250万円を貯めるというマイルストーンを決めて、二年間で500万円を貯めるという目標を立てていました。

その当時勤めていた会社は、少し珍しい給料体系でした。一般的には、年2回のボーナスがあることが多いですね。ところが、私が勤務していた会社は、ボーナスはほとんどなく、毎月の給料に反映される支給方式でした。

そのため、毎月20万円づつ貯金していけば、1年後には240万円、2年後には480万の蓄財ができる計算になります。さらに、少しだけですが年2回のボーナスの時期に、小遣い程度のボーナスが出ましたので、わずかなボーナスも貯金していました。

更に、気が付いた頃には、銀行口座Aの非預貯金用の銀行口座の残高にも、お金が貯まっている状況になりました。普段は、こちらの銀行口座のお金は生活費や遊興費として考えていたのですが・・・。そして、予定よりも早く貯金額を達成できました。

このように、お金を貯める時には、いつまでにどれくらいのお金を貯めるのかという予定を明確にして、その目標を達成するためには、毎月いくら貯金をする必要があるのかを計算する必要があります。

そして、その目標を確実に達成するためには、どのようにすれば実現できるかを現実的に考えることが重要です。その一つのツールが、銀行口座を分けてお金を管理するという仕組みです。

短期間で多額の貯金をする為のもう一つの条件

更に、その当時勤務していた会社は超ブラック企業でしたので、短期間で比較的大きな貯金を達成できる条件が自動的に備わっていました。

特殊な事例になりますが、当時の私は超長時間労働を強いられていたため、遊ぶ時間も物事をじっくり考える時間もなかったという状況でした。

只ひたすら、貯金の目標を達成するためだけに働いていたという記憶が強く残っています。あまり思い出したくないのですが、朝起きて夜寝るまで、食事とトイレとお風呂の時間以外は仕事をしていたという記憶しかありません。

その時気が付いたのですが、人間は限られたエネルギーを使い切ると、それ以上何もすることが出来なくなるという経験をしたのも初めてでした。

そのため、休みは週一回はありましたが、体力を回復して、ストレス回復で心を癒すために、毎週少し遠出をして、日帰りで温泉やスーパー銭湯(入浴料=数百円のみ)などに行っていました。

それ以外に、お金を使う時間も心の余裕もありませんでした。そのため、給料として振り込まれた残高だけは銀行口座に自動的に積み上がっていっていました。

自宅で親と同居は貯金の追い風

その当時は自宅で両親と同居していましたので、家賃を支払う必要もありませんでした。また、食事も昼食を会社で摂る以外の朝食と夕食(夜食)の費用も必要ありませんでした。

自宅で同居していたことも、短期間で多くの貯金をすることが出来た大きな要因です。つまり、結果的に、お金が出て行く支出部分を大幅に減らすことが出来たということになります。

このことからの教訓は、お金を貯めるための時期を設定したら、その期間内は多少不自由な生活を強いられても、家賃や食費などを出来るだけ切り詰める工夫をして努力をすればよいのではないかということです。

例えば、寝るだけのスペースが必要であれば、外国人が日本でしているように、一つの部屋を数名でシェアするということも一時的に考えてもよいのではないでしょうか。

そのようにすれば、必然的に食費もシェアすることができ、結果的に毎月の食費も低く抑えられます。

まとめ

最後に、まとめとして、私はかつて一般的なサラリーマンだったにも関わらず、1年9ヶ月間という短期間で、550万円という多額の貯金をすることに成功できた要因を質問形式で振り返ってみましょう。

  • お金を使いたいという欲求や感情を無理にコントロールしようとしていませんか?
  • 預貯金に成功する仕組みが整っていますか?
  • いつまでにいくらお金を貯めるかというマイルストーンや目標を設定しましたか?
  • 生活費を最小限にする工夫や努力はしていますか?

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