保険の種類と特徴を知ろう! 家計の生活費負担を考えよう!

保険と一言で言っても、そのジャンルは非常に広くなります。保険と聞いて、どのような種類の保険をイメージしますか?

今回は、まず家計の中で負担となっている保険の分野と種類を区分してみます。そして、それぞれの保険の種類と特徴を挙げていこうと思います。

最後に、保険が家計の中でも4大固定費と呼ばれ、生活費の負担になっている要因を考えてみたいと思います。

保険のジャンルは大きく分けて3つ

第一分野:生命保険

  • 定期保険
  • 終身保険
  • 養老保険
  • 年金保険
  • 学資保険

上記のように、生命保険は「死亡保険」と呼称することもあります。つまり、死亡した時に保険金を受け取ることができる保険(定期保険、終身保険)になります。

もう一つは、積み立て型の将来の満期時に保険金を受け取ることが出来る「生存保険」(年金保険)になります。死亡保険と生存保険を合わせたものが「生死混合保険」(養老保険、学資保険)です。

もう一つ付け加えますと、生死混合保険には「保険料免除」という仕組みがあるため、満期前に契約者が死亡時には、保険料を支払わずに満期保険金を受け取れるため、死亡保険の一部とも言えます。

第二分野:損害保険

  • 火災保険
  • 地震保険
  • 自動車保険

家を購入した時には火災保険に加入することが一般的です。また、賃貸物件を借りる時にも、直接的あるいは間接的に火災保険の費用を負担しています。賃貸借契約をする際には火災保険の加入が条件の場合がほとんどです。また、直接契約をしなくても、家賃の中に含まれていることもあります。

大震災を経験して以降、地震保険の重要性を改めて感じます。将来の天災は、誰も予測が出来ないだけではなく、避ける手立てもありません。地震保険は、地震、噴火、津波の災害に対する補償をする保険です。これらは火災保険では補償されません。

自動車保険について、自動車に関する保険は任意保険と自賠責保険(強制保険)がありますが、一般的には任意保険のことを自動車保険と言っています。

第三分野:生命保険と損害保険の中間的保険

  • 医療保険
  • がん保険
  • 介護保険
  • 傷害保険
  • 所得補償保険

医療保険は、病気やケガに対して、医療や医療費の保障を主な目的とする保険です。実は、ガンの治療の際も医療保険が適用されます。それでは、がん保険は不要と考えるかもしれませんが、がん保険との違いは保障内容の範囲と保険金の金額が大きく異なります。

介護保険は、高齢者になり心身の自由が利かなくなり、介護が必要になった時の介護費用を主な目的とする保険です。介護に関しては公的な社会保障の補助もありますが、それではカバーできないことが多くあります。

傷害保険で最も必要とされる場面は、自転車を使用した時の傷害に対する費用を目的とした保険になります。傷害保険は、自動車保険や火災保険の特約で損害賠償保険を付けることもできます。

最後に、所得補償保険は、病気やケガで働くことが出来なくなった時に、その所得の一定部分を補償することを目的とした保険です。短期補償タイプと長期補償タイプがありますが、一般的には自営業や個人事業主の方が万一の時に備えたい保険です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする