狩猟をする猟師(マタギ)になる為の資格/試験/許可/免許/手順を解説

猟師(マタギ)に憧れている方への、漁師になるための条件(資格)から試験、各都道府県への登録、そして猟銃を所持するための許可申請までの全て手順のの流れを解説します。

受験資格

  • 20歳以上の者
  • 網猟免許とわな猟免許は18歳以上の者
  • 狩猟免許を取り消された場合は、その後3年間を経過した者
  • 精神病(統合失調症、そううつ病)、てんかん、知的障害がない者
  • 麻薬(覚醒剤、大麻、阿片など)中毒者ではない者
  • 自分の行為を正しく判断できない者
  • 住民票がある都道府県のみで受験できる

狩猟免許の種類

  • 網猟免許 : 網(むそう網、はり網、つき網、なげ網)を使用する猟法
  • わな猟免許 : わな(くくりわな、はこわな、はこおとし、囲いわな)を使用する猟法
  • 第1種銃猟免許 : 装薬銃、空気銃を使用する猟法
  • 第2種銃猟免許 : 空気銃を使用する猟法

狩猟免許試験

試験日と試験回数

  • 各都道府県によって試験日が異なる
  • 各都道府県によって一年に1回~8回実施される

試験費用

  • 狩猟免許申請手数料は1種類につき5,200円
  • 有効期間内の狩猟免許を持つ方が、これと異なる種類の狩猟免許を受験しようとする場合は3,900円

試験科目

  1. 適性試験(視力・聴力・運動能力)
  2. 知識試験(法律や猟具、動物の形態や生態に関する筆記試験)
  3. 技能試験(狩猟免許の区分によって課題は異なる)

知識試験の概要

  • 試験時間:90分
  • 合格基準:70%以上の正答率
  • 試験方法:択一式の筆記試験
  • 試験内容:下記参照
知識試験の内容
  • 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟に関する法令
  • 猟具に関する知識
  • 鳥獣に関する知識
  • 鳥獣の保護及び管理に関する知識

適性試験の概要

  • 視力:網猟・わな猟免許に係る適性試験(両眼0.5以上)、
  • 視力:第1種又は第2種銃猟免許に係る適性試験(両眼0.7以上)
  • 聴力:10mの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえる聴力
  • 運動能力:狩猟を安全に行うことに支障を及ぼす恐れのある四肢又は体幹の障害がないこと

技能試験の概要

網猟免許
  1. 銃器及びわな以外の猟具を見て当該猟具の使用の是非を判別すること。
  2. 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則第2条第2号に掲げる網の1つを架設すること。
  3. 鳥獣の図画、写真又ははく製を見てその鳥獣の判別を瞬時に行うこと。
わな猟免許
  1. わなを見て当該わなの使用の是非を判別すること。
  2. 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則第2条第3号に掲げるわなの一つを架設すること。
  3. 鳥獣の図画、写真又ははく製を見てその鳥獣の判別を瞬時に行うこと。
第1種銃猟免許
  1. 模造銃(空気銃以外の銃器を模した物をいう。以下2から4までにおいて同じ。)について点検、分解及び結合の操作を行うこと。
  2. 模造銃に模造弾を装填し、射撃姿勢をとった後、模造弾の脱包を行うこと。
  3. 2人以上で行動する場合における銃器の保持及び携行並びにその受渡しを模造銃を用いて行うこと。
  4. 休憩の際必要な銃器の操作を模造銃を用いて行うこと。
  5. 空気銃を模した物について圧縮操作をし、弾丸を用いないで装填の操作を行った後射撃姿勢をとること。
  6. 距離の目測を行うこと。
  7. 鳥獣の図画、写真又ははく製を見てその鳥獣の判別を瞬時に行うこと。
第2種銃猟免許
  1. 空気銃を模した物について圧縮操作をし、弾丸を用いないで装填の操作を行った後射撃姿勢をとること。
  2. 距離の目測を行うこと。
  3. 鳥獣の図画、写真又ははく製を見てその鳥獣の判別を瞬時に行うこと。

狩猟免許の登録と更新

  • 狩猟を行うには、その行為を行う場所が属する都道府県へ登録する
  • 登録には各都道府県が定める狩猟税と交付手数料を納める
  • 狩猟税は狩猟免許の種類別/納税者の種別により各都道府県が定める額(愛知県:2,700円~16,500円)
  • 狩猟者登録の更新には、適性検査と講習を受ける必要がある
  • 更新手数料は区分毎に2,800円(3区分の場合、8,400円)

猟銃の所持許可

猟銃の所持には、銃砲刀剣類等所持取締法(銃刀法)に基づく「銃の所持許可」が必要になります。許可申請をするには、都道府県の公安委員会の窓口(住民票のある住所地を管轄する警察署の生活安全課)に申請書類を提出します。

所持許可までの流れ

  1. 初心者講習会(6,800円) → 講習修了証明書(3年間有効)
  2. 教習資格認定書(8,900円)& 火薬類等譲受許可証(2,400円) → 装弾購入
  3. 教習射撃(30,000円~) → 教習修了証明書(1年間有効)
  4. 所持する銃の申請(10,500円):申請には各種証明書、写真、診断書などが必要 → 銃砲所持許可証の交付
  5. 申請銃購入(引き取り) → 銃の確認
  6. 火薬類等譲受許可証(2,400円) → 装弾購入(約30円~/弾)

まとめ

漁師になるためには、狩猟免許試験に合格するだけではなれません。つまり、上記の通り、大きく2つの登録と許可が必要になります。

  1. 狩猟免許の試験に合格し、各都道府県に狩猟者として登録する
  2. 狩猟の為の猟銃を所持する為の許可を警察署で受ける

上記の通り、各手続きには複雑な申請が必要で、その都度、手数料が必要になります。猟銃を購入する場合は一丁20万円程度の銃を購入するとしても、実際に自分の猟銃を手に持ち、マタギのステージに立つまでには、最低でも合計30万円程度の出費は覚悟しておきましょう。

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