何でも食べろ!は間違いで不健康の原因!? 食→血液→健康の関係

みなさまの中で、今までに一度も病気に掛かったことがないという人はいるでしょうか? 誰でも一度くらいは風邪程度の病気になったことがあることでしょう。

それでも、病気になりやすい人と病気になりにくい人がいるのも事実です。毎年、季節の変わり目になると、風邪をこじらせる人もいれば、どんなに不摂生な生活をおくっていても、病気になりにくい方も多いことでしょう。このようなことが起こるのは、なぜでしょうか?

 

健康に必要な三要素と食習慣

一般的に、健康を維持するためには、3つの重要な要素があります。それらは、食事、睡眠、運動をバランスよく摂ることです。

その中でも、食べることは健康維持には、最も根本的な要素となり、食生活の変化によって現代病が増えていると言われています。

そして、食べたものは胃を中心とした消化器で吸収され血液を作り出します。体全体を流れる血液は、私たち人間の健康に直結しています。

 

食習慣が血液の品質を決める根源

この血液の性質によって、各細胞を良くも悪くもして、その結果、それぞれの人の体質が形成されています。

そのため、汚れた血液は病気を引き起こしやすくし、更に病気の悪化を進行させます。反対に、サラサラ血液により病気は治癒されていきます。

血液を作っている源泉は、普段食べているものにあるため、サラサラ血液をつくるために必要な食べ物こそが、人の体質を形成します。

そのため、健康維持や健康増進には、キレイな血液を作るために必要な食べ物を摂取して、血液を汚す食べ物を避ける必要があります。

日常生活で食べている食事や、例えば、スナックなどの間食や、ジュースやお酒などの飲み物が、病気になりやすい体質になるか、病気になりにくい体質になるかに大きく影響しています。

つまり、何でもよく食べればよいという考えではなく、キレイな血液を生産するような食べ物を選んで摂取することで、健康な血液が生まれ、病気に強い体質が醸成されるというわけです。

 

健康維持に必要な食物と不必要な食物

自然食ブームとも言われるように、食品添加物をできるだけ含まないものを摂取することが、健康維持や健康増進には必要だという考えがあります。

ただし、自然食品を多く摂取すれば健康に良い訳ではなく、場合によっては食品添加物を含んだ食品を食べることよりも、健康を害することもあるのです。

例えば、日常の食事を穀物や野菜類を中心とした穀菜食にして食品添加物入り食品を食べた人と、肉類を中心とした肉食に食品添加物を含まない食品を食べた人では、どちらが健康に悪影響を与えるでしょうか? 穀菜食を中心とした食事を摂っている人の方が、健康には悪影響が出難いと言われています。

 

健康を形成する食の本質を見極めよう

自然食を中心とした食事療法という言葉に踊らされずに、健康を悪化するような食生活を避けて、病気になりにくい体質にするために、健康に必要な食物を摂取する食生活を日常的に心がけることが、健康のための食事療法への近道となるのです。

口から入った食べ物は、胃で一旦貯められて腸で吸収されていきます。そして、吸収された栄養素は体の細胞をつくるエネルギーとなりべきです。

ところが、反対に、食べたものによって、細胞を傷付け、体に負担を与えて、マイナスに働くこともあるということを肝に銘じておきたいです。