農機具を使わなくなったらどうする? 3台10万円で処分は安過ぎ!

農村の農業は衰退の一途の現状

田舎に住んでいると、日本の農業の衰退をヒシヒシと感じることが多いです。原因は農家の高齢化と農村の過疎化です。

農業の跡継ぎがいない上に、今まで農業の現場で働いていた、お爺ちゃんやお婆ちゃんも体力的に動けなくなり、農業を諦めてしまう流れになります。

こうなると、農家の倉庫の中には、今まで使われていた農機具一式が放置されることになります。

このような農機具が倉庫に置いてあれば、農業は一時的に休止しているだけという気持ちが心のどこかにあり、今まで活躍していた愛着のある農機具は簡単には処分できないというのが実情です。

そのため、数年も手入れもしないで、そのまま倉庫に放置しておくと、錆付いてしまったり、エンジンの掛かりが悪くなってしまったりして、使い物にならなくなってしまうことも多いのです。

農村で買い取り営業をする農機具の買い取り業者

私が暮らしている田舎では、要らなくなった家電製品や使用していない中古品、あるいは鉄やアルミなどの金属製品を買い取る業者が、数ヶ月に一回くらいやってきます。

いつも、この集落に来る買取業者はパキスタン出身の外国人の方ですが、日本人のように、彼は流暢な日本語を操ります。

不要なものはゴミ以外は何でも引き取りますと言って、特に金属製品や農機具などであれば有償で現金で買い取ってくれます。

残念ながら、私の家では、まだ農業を継続していますので、農機具を持って行ってもらうことは出来ませんが、不要な空き缶などの金属類はキレイに掃除をしながら持って行ってくれます。

ところが、最近は別の買取業者が顔を見せるようになりました。彼らは農機具を専門で扱っている業者のようで、トラックで来ては高価買い取りを謳い文句に、集落の農家をドブ板営業しているようでした。

元農家の方が農機具を買い取り業者に処分した

私が住んでいる集落にも、高齢な上に跡継ぎもいないため、数年前から農業を辞めてしまった農家さんが数軒います。

彼らも上述したように、農機具を手放そうにも手放したくない気持ちもあり、数年間、倉庫に放置したままの農機具があったようです。

そして、高価買い取りを謳い文句に、積極的な営業活動をしてきた、買い取り業者に根負けして、農機具一式を処分したそうです。

その日に処分した農機具は田畑の農作業用に使用していた下記の3点。

  • 小型トラクター(旧式)
  • コンバイン
  • 小型耕耘機

たぶん、小型トラクターはかなり年代ものですが、その他のコンバインと耕耘機は型落ち品で15年車程度のものだと思われますが、故障もなく稼動可能な農機具でした(私の家のものより新しい)。

メンテナンスもほとんどしていなかったため、トラクターや小型耕耘機の刃はさび付いている状態だったそうです。(故障なし)

一般的に、15年車以上の農機具は日本国内では再販売が出来ないため、海外輸出をして、海外で使用されることになります。

上述した買い取り業者がパキスタン人だということも、これで合点がいきますね。中古品を買取をして、直接、海外や母国に輸出するネットワークがあるのでしょう。

そして、その買い取り価格は驚くことに、3点合わせて、たったの10万円で買い取って貰ったと言っていました。

お爺ちゃんは皺くちゃの苦笑いを浮かべながら…、

「もう使わんから、3台10万で持ってってもらった。」

処分した農機具の本当の買い取り価格はいくら?

引取りに掛かる作業や運送費用なども差し引いても、故障していないため、まだ充分使用できる状態のものですし、もう少し買い取り価額が高くてもいいように感じました。

そこで、インターネットで買い取り価格の目安を調べてみると、農機具本体の買い取り価格だけであれば、40万円程度の買取価額でもいいのではないかなという印象でした。

そこから、数万円の運送費用や作業費用などを差し引いても、かなり安く買い叩かれて、騙されてしまったようにも感じました。

中古農機具とは言え、そんなに安く処分してしまうのであれば、もう少し高い値段で私が買い取ってあげればよかったと後悔したのですが、後の祭りです。

直接買い取りをする業者は、現金で買い取りをするため、その場で倉庫から農機具をトラックに乗せて、買い取り価額を現金で清算して取引終了です。

いつも、集落ではお世話になっている、お爺さんとお婆さんだったので、何らかの方法で農機具の買い取りや処分に関する手助けができなくて、とても残念で悔しい思いをしました。

農機具処分は適正価格で買い取ってもらおう

こんなことにならないように、使わなくなった農機具は適正な買い取り価額の目安を知っておきたいものです。

実際、インターネット上でも農機具の買い取り業者はいくつかありますし、目安のとなる引き取り価額も、調べれてみれば、ある程度までは分かります。

もし、農業をもう辞めてしまって、倉庫に農機具が眠っている場合は、毎年、少し手間とお金が掛かりますがメンテナンスをすれば、数年くらいであれば、故障もなく、正常に稼動するように維持できます。

2年や3年使用しないで放置しているような状態であれば、年月の経過とともに、どんどん農機具は痛んでしまい、やがて価値がなくなってしまうかもしれません。

そうならない内に、農業そのものをどうするのか、もう全面的に農業から離れるのであれば、一度、農機具専門の買い取り業者に引取りの見積りだけでも、みてもらったらどうでしょうか。

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