農業を目指す若者が増加!?過疎地での農家高齢化とのレース開始

若者が農業で田舎へ

農業を目指す新規就農したいという若い方たちが増えているそうです。サラリーマンやOLなどの会社員として勤務した方たちが、会社という組織を離れて、田舎へ行き、新たに農業を始める方が増加しているのだそうです。

私は若くはありませんが、今の私には若い彼らの気持ちも分かります。毎日、満員電車に乗り通勤し、つまらない上司に説教をされ、毎日残業でストレスまみれの社畜生活から逃れて、自然豊かな田舎で晴耕雨ネットの毎日に憧れる気持ちが分かります。

田舎は高齢化で過疎地へ

一方で、過疎化が激しい田舎では、農家の高齢化という問題も深刻です。農家の子供が農家を継ぐことが昔ほど一般的ではなく、地元を離れて遠方に就職してしまった場合は、農業を引き継ぐ人がいないのが現状でしょう。過疎化の小規模な農家は昔からの勘に頼った方法で作物を栽培するのが現状でしょう。

一方で、農業は種を蒔いておけば、自然と作物が出来るほど簡単な作業ではなく、かなり高い農業技術が必要な場合も多いでしょう。そうなると、過疎地区の農家は、農業に必要な技術を引き継ぐ子供もいないため、田畑は次第に荒れてゆき、今後は急激に農村が衰退していくことが予測されます。

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新規就農者の増加と農家の高齢化の加速

一旦、荒れてしまった田畑は、元に戻すのは非常に難しく、時間が掛かるものだと聞いたことがあります。毎年、田畑で作物を栽培しているから、荒れずにメンテナンスが出来ているとも言えます。

農業の高齢化を止めることはできないでしょうが、今ならば若い方が農業過疎地に入れば、まだ農業技術の継承は出来ます。あと10年間、農業の過疎が続けば、ほぼ間違いなく高齢化を通り越して、田畑の廃墟地を作ってしまうことになりそうです。